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【第99回リーグ戦 注目選手】青山学院大学#10 槇野伶選手
一昨年のリーグ戦では1部の3P王にも輝いた実績があるエースシューター#10槇野伶選手。
その安定した3Pシュートを武器として青山学院大を牽引する槇野選手にお話を伺った。
――洛南高校から青山学院大に進学した理由
関東の大学でバスケをしたいという気持ちがあって、高校の先生と縁があって、青学に進学することになりました。
――昨シーズンはどういうシーズンだったか
昨シーズンは2部に降格してしまって、いいシーズンではなかったので、今シーズン巻き返せるように、去年はチームがバラバラになってしまったと感じているところがあるので、チーム一丸となれるように練習しています。
――今シーズンを通してのチームの印象
去年よりもバスケットボールが上手くなっている印象はあって、一人ひとりのスキルが上がっていると思うんですけど、やっぱり、どうしても最後いい勝負していても勝ち切れないというところが課題かなと考えています。春のトーナメントで専修大学と戦った時もいい勝負ができたけど、最後の4ピリでやられてしまうという内容だったので、リーグ戦ではそこを改善していきたいなと思っています。
――チームの中での自分の役割
プレー面では、やっぱり3Pシュートが得意なのでそこをしっかり決め切るっていうのと、最上級生で副キャプテンでもあるので、リーダーシップっていうのを意識しています。
――背番号の由来
元々お父さんが野球をやっていたんですけど、その時につけていた番号っていうのがあって、それで10番を受け継ぎました。
――チームの攻撃を作るとにかく走り込む練習について
やっぱり青学はサイズがないのでその分速い展開のオフェンスっていうのを目標にしていて、走るメニューっていうのは毎日どこかしらのメニューで入るようになっているのでそこは一人一人意識してやっていると思います。
――上下関係を感じさせない和気藹々としたチームの雰囲気の秘訣
そうですね。上下関係をなくすっていうのは、後輩から先輩に言いにくいこととかもあると思うんですけど、そういうのも言いやすい環境づくりっていうのは意識していて、自然とチームの中でコミュニケーションが生まれるようにっていうのは心がけています。
――普段から意識して練習していること
自分はシューターなので、1本1本のシュートを集中して打つということは意識して練習しています。チームの状況をしっかりみて上級生として困っている選手やうまくいっていない選手にはアプローチかけてコミュニケーションをとるようにしています。
――青山学院大の注目選手
まず2年の#23加藤大智です。彼はチームとしてのサイズがない青学の中でも203cmという体格と、運動能力もあるという点でインサイドの要になると思っています。今までの青学はインサイドが弱いと言われることが多かったですが、彼にインサイドの大黒柱を期待したいです。
もう一人あげるとしたら、3年の#2漆山蓮です。彼はスピードもあって、能力も高くて、オフェンスのキーマンになると思います。しっかり自分で中に切り込んで行って、そこからアシストをしたり、前からディフェンスで激しいプレッシャーであたれる脚力もあるので、そういう部分でチームを引っ張っていって欲しいなと思います。
――他のチームでライバル視している選手
特に誰っていうのはないんですけど、やっぱりマッチアップする選手っていうのは誰にも負けたくないし、自分と同じようなプレーをする選手には負けたくないなって思います。
――リーグ戦の目標
チームとしては2部優勝っていうのを掲げていて、個人としては自分のプレーもそうですけど、チームのために今自分が何をできるかをしっかり考えてプレーするっていうのを目標にしています。
少数精鋭でありながら、走力と洗練された戦術を駆使したバスケットスタイルを持ち味とする青山学院大学。
昨季の悔しさを糧に、2部優勝、1部返り咲きとなるか。